サンタクロースのルーツ
2018.12.27性同一性障害者の結婚式を依頼されて
2019.4.30昨年12月8日、参議院本会議において、「改正出入国管理法」が可決、成立しました。予定通り、この法律が四月一日から執行されると、単純な試験にパスした外国人を上限5年で受け入れ、この間に更に一定の試験に合格すれば、永住も家族の帯同も認められます。経済と社会の維持に必要な人口減少対策だということになるという声がある一方で、野党は「移民政策だ」と批判しています。
外国人労働者数は2017年10月時点の厚生労働省の調査で127万人と過去最高でしたが、新しい法律の執行によって、当然のことながら、外国人労働者の数が大幅に増えます。(政府は、受け入れ人数は5年間で最大34万人を目安にしています。)そこで懸念されるのは、まず、治安の悪化です。それから、外国人労働者が高齢化すれば生活保護の費用負担をどうするか、という問題もあります。更に、劣悪な環境で、約束されていたものより安い賃金で働かせられる人たちは、逃走する可能性があるのではないかという指摘もあります。
しかし、ポジティブに考えられる面もあります。外国人労働者がやって来ることは、例えば、不動産業界にとっては決して悪いことではありません。彼らは日本にやって来れば、必ず家に住みます。全員が家を借りる訳ではないでしょうが、仮に一名月額5万円のアパートやマンションに住むとして、その経済効果は年間2070億円にもなります。人口の減少と高齢化に悩む自治体も多い中で、外国人であれ、新たな人たちが街に転入することは、地域の消費を活性化させます。
いずれにしても、日本の社会はこれから、間違いなく激変します。一つ、予想できることは、国際結婚が増えることです。日本人は単一民族だと言われて来ましたが、多種民族に生まれ変わり、欧米のように「人種の坩堝」になると考えられます。大坂直美選手のように、外国人と日本人との間に生まれた子が、オリンピックなどで大活躍するかも知れません。また、外国人労働者は、独自の文化や言語、及び生活習慣を持ち込んで来るので、必ず、日本人の生活や文化に大きな影響を及ぼすと予想できます。更に、外国人労働者の中に、当然、自分の宗教を熱心に信じている人も多くいます。彼らは、当然のことながら、日本に滞在中、布教活動を行なっていくはずです。健全な宗教であれば問題はありませんが、カルト的要素のある団体が、特にこれといった信念を持っていない若者に働きかけた時に、深刻な被害が出る可能性もあります。
聖書の中に、激変する時代を生き抜いた人物がいますが、そのうちの一人はハバククという預言者です。彼は、世界の歴史が大きく転換しつつある時代に、次のような驚くべき信仰告白をしています。
「そのとき、いちじくの木は花を咲かせず、ぶどうの木は実をみのらせず、オリーブの木も実りがなく、畑は食物を出さない。羊は囲いから絶え、牛は牛舎にいなくなる。しかし、私は主にあって喜び勇み、私の救いの神にあって喜ぼう。私の主、神は、私の力」(ハバクク書3章17―19節)
ユダ王国がバビロン帝国の脅威にさらされている中で語られた言葉ですが、どんなことがあってもそれを受け入れ、喜ぶという預言者の信仰が鮮やかに表現されています。このような肯定的なメッセージを語ることができたのは、ハバククがすべてを支配し、すべてを最善に導かれる「救いの神」を知っていたからです。
日本においても、神のご計画がなるように、祈って行きましょう。