福永法源の「復活祭」?
2015.8.20エホバの証人 伝道のハイテク時代へ?
2015.12.289月21日に放映された「ビートたけしのTVタックル」というテレビ番組の中で、創立者であり、「世界のメシヤ」とされていた文鮮明の死去後、統一協会がどう変わったか、これからどう変わろうとしているかということが検証されました。まず、取り上げられたのは、「合同結婚式」のあり方です。文鮮明が存命中、毎年、何千組ものカップルが一度に結ばれる合同結婚式が開催されていましたが、その際、教祖自らが、参加者の写真を見て、カップルの組み合わせを決めていました。全くの他人同士が結婚式の当日に初顔合わせをする訳ですから、未信者から見れば、到底、理解できない話ですが、信者の考えでは、「世界のメシヤが決めてくれた相手だから、きっと幸せになれるはずだ」ということになっていました。しかし、2012年9月に「世界のメシヤ」が他界。その後、合同結婚式はどうなったか。どうやら、続いていたようです。ソウル郊外の教団の施設において、2013年の2月に60カ国から3500組、2014年2月に50カ国から2500組、2015年2月に50カ国から3800組の「即席カップル」が誕生しています。しかし、彼らは教祖の独断で結ばれたのではなく、統一協会の「マッチングサイト」で知り合って、デートを重ね、お互いに気持ちが合ったから合同結婚式への参加を申し込んだ人々です。(紹介された相手が気に入らなければ、断ることもできるそうです。)昔の信者から絶対に考えられない話ですが、統一協会が形を変えても合同結婚式を続けたい理由があります。それは、結婚式に参加するカップルに「祝福金」として140万円も要求することができるからです。そのうちに、教団を継承した教祖一族の中に、「我こそ救世主だ」と名乗り、文鮮明と同等の権威を主張する人が現れれば、昔のやり方に戻る可能性もあります。もう一つ、番組の中で取り上げられた課題は、団体名の変更です。今年の8月から、「世界基督教統一神霊協会」が、「世界平和統一家庭連合」に変わったそうです。そのことにより、統一協会であることを隠した活動(霊感商法など)が再び、活発化するのではないかと、警戒が強まっています。