ものみの塔に35億円の賠償命令
2018.11.6エホバの証人の2018年度伝道報告
2019.2.9去る11月4日、中米のグアテマラで二人のエホバの証人女性がナイフを持った男性グループに襲われ、一人(木本結梨香さん、26歳)は死亡、一人(茂呂澤ちえさん、28歳)は重傷を負いました。二人は布教活動のために、三年前からグアテマラに渡り、同居していましたが、彼女たちが住んでいたグアテマラの奥地は治安が不安定だと言われており、若い女性二人での生活は非常に危険だった可能性もあります。現地メディアは、木本さんが複数の男に付きまとわれていたと伝えています。また、殺害される数日前から、近くに住む男性グループに性的暴行をされそうになったという情報もあります。「人助けがしたい」と言って、「宣教者」となった二人ですが、ものみの塔聖書冊子協会から正式に派遣されているはずです。とすれば、幾つもの重大な疑問が出て来ます。
一つは、グアテマラの情勢を知った上で、なぜ、二人の若い女性をあえて危険な地に派遣したのか、ということです。もう一つの疑問は、治安の悪い国での安全対策について、二人をどれだけ教育し、訓練したのか、ということです。
元エホバの証人の話によると、無償で海外で布教活動をする「宣教者」は、勝手に動くことはなく、必ず本部の了承を得るのですが、いざ危険な状況に遭遇した時の対応を専門的に教わることは全くなく、すべて「自己責任」になるそうです。こうしたことから、今回の事件に対する組織の責任を問う声も出て来ています。確かに、信者の命を重んじる組織ではないと言えます。輸血拒否を強要していることから考えても明らかです。「エホバの律法を守ったために命を落とすことがあっても、忠実なエホバの証人は必ず、楽園で復活する」と叩き込まれている信者たちは、自分が危険な目に遭って、死ぬ可能性もあると分かっていても、余り問題を感じません。だからこそ、今回のように、危険な場所に派遣された場合、特に警戒することなく、喜んで宣教活動に専念するでしょう。ちなみに、2018年の2月にも、メキシコでエホバの証人に対する襲撃事件が発生しています。