教会のカルト化問題の原因は1980年代の「教会成長論」にある?
2012.2.16『カルト宗教と健全な信仰』セミナー開催
2012.2.16 8月号の『実話ナックルズ』誌の中で、ものみの塔聖書冊子協会の幹部に薬物を飲ませられ、輪姦させられたという女性信者の手紙が紹介されています。手紙によると、女性はものみの塔に入信した後、1998年にニューヨーク本部に勤務するアメリカ人男性と結婚して渡米した。そんなある日、夕食時に夫にワインをすすめられて飲むと、急激に眠気に襲われた。次の朝、目が覚めたら前の晩のことは全く記憶から消え、性器がひりひりと痛んでいた。その数日後、夫の金庫に入っていたビデオ・テープが見つかり、ワインを飲ませられた夜の日付けが書かれていた。再生すると、6人の男たちが自分を輪姦している映像が流れる。そのうちの一人は、ものみの塔の幹部であった、ということです。帰国した女性は、エホバの証人になろうと考えていた知人に、組織について警告するために、手紙を書いたようです。その後、女性は行方不明になっているため、手紙の内容について確認する手立てはありませんが、決してあり得ない話ではありません。なぜなら、ものみの塔協会はかつて、自ら雑誌の中で、組織の腐敗した実態を認めているからです。
「衝撃的なことですが、エホバの組織内で目立った立場にいたある人々でさえ、同性愛、夫婦交換、子供に対するわいせつ行為などを含む不道徳な習慣に屈してしまいました。昨年は3万6,638人の人がクリスチャン会衆から排斥されなければならなかったことも注目に値します。その大部分は不道徳行為を習慣的に行なっていたことが原因でした」(『ものみの塔』誌1986年1月1日号、12-13頁)。