統一協会(世界平和統一家庭連合)は相当、経済的に苦しくなっているようです。その主な原因は、日本からの献金が減っていることにあると見られています。
1993年に「霊感商法」による被害件数が2000以上あり、その被害額も120億円を超えていましたが、昨年は188の件数で、被害額は約9億円に減少しました。収入が大幅に減り、財政難に陥った組織は、その対応策として、ソウル市内の「天福宮」と呼ばれる施設や、済州島にある土地も売りに出しています。
しかし、財政状況が悪くなったとはいえ、その政治的影響力は衰えていないようです。7月22日に岡山で開催された一万人大会で、自民党衆議院議員の逢沢一郎氏、参議院議員の山下貴司氏、加藤勝信氏、北村経夫氏が来賓として紹介されました。その他に、26人の地方議員の名前が来賓として読み上げられました。また、10月21日に愛知県で開催された青年イベントに、自民党の神田憲次衆議院議員が出席し、祝辞を述べています。