2014.8.22

公安局の摘発を受けた中国のカルト教団「全能神」

中国国営新華社の7月25日付の報道によると、河北省衡水市の公安局は、中国でカルト(邪教)とされる「全能神」の幹部ら74人を拘束し、組織の拠点36カ所を摘発し、捜査に乗り出しました。摘発の理由は、「一定の規模の集会や政府の管理に抵抗する動きが見られ、社会に悪影響を与えている」ことです。更に、捜査関係者は、「利益のために違法に金品を集め、信者を洗脳して、脱退しようとする者には暴力をふるってコントロール […]
2014.2.20

仏教界におけるカルト問題の取り組み

 最近、日本の仏教界の中で、「カルト問題の取り組みは寺院の社会活動である」という認識が高まってきています。カルト問題は宗教忌避、宗教離れの大きな原因と見た住職さんたちは、寺院の信頼を取り戻すために、また檀家の子弟をカルトの被害から守るために、啓蒙と情報提供を始めています。特に注目を集めているのは、曹洞宗の活動です。曹洞宗は昨年の3月、カルトによる被害防止を目的に、注意喚起のポスターを制作し、配布す […]
2014.2.20

統一協会信者の救出を試みた家族に480万円の賠償命令

 世界基督教統一神霊協会(統一協会)の男性信者が家族を相手に「拉致監禁され、信仰を破棄するように強要された」として2億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が1月28日、東京地裁でありました。相沢裁判長は「親族らは長期間、男性の自由を大きく制約した」と認定し、480万円の支払いを命じました。判決によると、男性は統一協会の施設から1995年9月に帰省した際に、親族によって東京都内のマンションに引き留められ、 […]
2013.12.20

「喫煙の罪」で生活支援を打ち切るモルモン教会

 生活に困っている信者たちを手厚く支援することで有名な末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教会)ですが、教会のビショップ(支部長)から母親の介護料やアパートの家賃を出してもらっていた、ある失業中の男性信者が、突然、「経済的援助を打ち切る」と言われたそうです。その理由は、「喫煙を止めないからだ」ということです。モルモン教徒が守らなければならない多数のルールの中に、喫煙や、カフェインの入ったコーヒー […]
2013.12.20

エホバの証人の長老に対する民事裁判発生

 「エホバの証人情報提示版」に掲載されていた話によると、一人のエホバの証人が、不当に長老退任を強要されたとして、会衆の長老団を相手取り、パワハラ・名誉毀損などの損害賠償を求める裁判を起こしたそうです。日本で初めてのケースです。提訴理由は、「不当削除」だということです。訴えによると、原告は長老を辞めさせられる不法なことを何も行なっておらず、彼らのマニュアルや出版物にないような、長老団の身勝手なこじつ […]