仏教界におけるカルト問題の取り組み
2014.2.20「ものみの塔」本部の大移転の謎
2014.8.22中国国営新華社の7月25日付の報道によると、河北省衡水市の公安局は、中国でカルト(邪教)とされる「全能神」の幹部ら74人を拘束し、組織の拠点36カ所を摘発し、捜査に乗り出しました。摘発の理由は、「一定の規模の集会や政府の管理に抵抗する動きが見られ、社会に悪影響を与えている」ことです。更に、捜査関係者は、「利益のために違法に金品を集め、信者を洗脳して、脱退しようとする者には暴力をふるってコントロールする」と指摘しています。「全能神」は1990年から活動を開始しており、今現在、信者数は100万人を越えると言われています。教団は特に終末論を強調して、「どんな災難があっても、全能神が救ってくださる」と教えています。しかし、その一方、「全能神」に対する信仰を掲げながら、幹部らは従わない信者や入信の決心がつかない求道者に対して暴力を辞さないようです。その権威主義的体質を露わにする事件が5月に発生しています。山東省のマクドナルド店舗内で客の女性が「全能神」の信者ら男女6人のグループに殴り殺されました。グループは女性を勧誘するため電話番号を聞き出そうとしましたが、拒否されたため、暴行を加えたとされています。ちなみに、教団の宣伝映画がyoutubeに出ており、日本語の字幕も付いています。今後、日本にも上陸するのでしょうか。