モルモン教の実態を暴露するBBC
2012.4.17ものみの塔に致命的なダメージを与える判決
2012.8.18アレン・ジョン・ミラーというオーストラリア人(47歳)が自らを「キリストの生まれ変わり」と称して、「神の愛の道」という団体を発足し、世界的に注目を集めています。ミラー氏はエホバの証人の元長老で、売春婦と接触を持ったことが発覚されて、ものみの塔聖書協会から排斥された人物ですが、今、「私はイエス・キリストである」と公言しています。2歳の時から十字架につけられた時の記憶があったそうです。更に、驚いたことに、彼の信者たちも、2000年前に生きており、十字架の悲劇を目撃したと、涙ながらに証言しています。現在、ミラー氏と同棲している女性も、「マグダラのマリヤ」と自称。マスコミの取材に対して、ミラー氏は、「聖書に書かれている奇跡をすべて行なった訳ではない。多くの病人を癒したのは事実だが、水をブドウ酒に変えたとか、水の上を歩いたことはない」と話しています。また、すべてを投げ捨てて彼に付き従っている「弟子」が30人、「使徒」と呼ばれる人々が13人おり、彼らによって世界的な布教活動が行なわれているようです。言うまでもなく、これらの「使徒たち」は、2000年前の初代教会のリーダーたちの生まれ変わりです。主な伝道手段は、ミラー氏の講演のdvdの分配、及び、インターネットからのダウンロードです。講演の中で、ミラー氏は「私はイエスだ。その事実を受け入れなさい」と自己紹介をしてから、人々の感情に訴える話をします。特に、幼少時代からの恐れ、怒り、心の傷などのことに触れると、聴衆の中から号泣する人々が出て来ます。また、講演の途中で人々を前に来させて、幼少時代のことを聞き出すと、震えだしたり、怒りを爆発させたりする人もいます。彼らは講演の後、「すっきりした。良い気持ちになった」と話します。しかし、こうした「証し」を受け入れられない家族や伴侶もいます。家族の反対に対して、ミラー氏は「家族の者がその人の敵となります」というキリストの言葉を引用して、「私は2000年前もこの問題に直面したし、今もそれと戦っている」と説明します。既に、離婚を決意した信者や、家族と別れた者もいますが、彼らを受け入れるためにクイーンズランド州で300ヘクタールの土地を購入し、避難所を作っています。今後、世界各地で避難所を建設の予定。その理由は、家族の反対ばかりでなく、迫っているハルマゲドンから信者を守ることにあるようです。ミラー氏の話によると、数年のうちに全く消え去る国もあるし、激変する国もあるそうです。また、大地震が発生したり、100メートルを越える大津波も起こったりするし、太平洋の真ん中に新しい大陸が誕生するとのことです。カルトの専門家たちは、「ハルマゲドン説」の強調と共に、教団がますます一般社会から孤立していくのではないかと、危機感を強めています。また、1978年の「人民寺院」集団自殺の再現の可能性を指摘する声も出ています。今現在、「神の愛の道」の信者数は数百人、求道者数は数千人と推定されています。