聖書のミニメッセージ

2012.2.16

戦争を阻止できる絵本

 『あらしのよるに』(木村裕一著、講談社)という絵本をご存じでしょうか。十年ほど前から爆発的な人気を呼び、既に多くの賞を受賞している児童書ですが、世界中の子供に読まれたら、戦争の数が激減するのではないかと思えてなりません。  あるヤギが嵐に遭って、誰も住んでいない小屋に避難します。嵐が止むのを待っていると、誰かが小屋の中に入って来ます。それが実は、ヤギの天敵である狼なのですが、暗くて、お互いの顔が […]
2012.2.16

幸せな結婚の秘訣

 ある牧師夫婦がカナダで開拓伝道をして、数年のうちに、立派な教会が出来ました。ところが、ある日、まだ38歳の奥さんが突然、脳脊髄硬化症の発作で倒れて、下半身が麻痺してしまいました。しばらく入院することになりましたが、看病に当たろうとしていたご主人に対して、奥さんは意外な行動を取りました。結婚指輪を外して、「好きにして良いよ」と言ったのです。つまり、「こんな身体障害者と一緒にいるより、あなたは別 の […]
2012.2.16

罪の重荷

 スチューアートというアメリカ人の話です。スチューアートはある時、車を運転していて、スーザンという18歳の女の人を引いて、死亡させてしまいました。酔っ払っていて運転していたスチューアートは、事故の直後に逮捕され、刑務所に入ることになりました。しかも、スーザンさんの家族から民事訴訟を起こされて、150万ドル(約1億5000万円)の賠償を求められました。結局、家族の勝訴になったのですが、家族は最後に、 […]
2012.2.16

ヤベツの祈り

 数年前に、自分の子供に『悪魔』という名前をつけようとした人のことがマスコミで報じられて、多くの人々を驚かせましたが、聖書の中に、「彼は苦しみをつくる」という意味の名前をつけられた人物がいます。その名前とは、「ヤベツ」です。  「ヤベツは彼の兄弟たちよりも重んじられた。彼の母は、『私が悲しみのうちにこの子を産んだから』と言って、彼にヤベツという名をつけた。(第一歴代誌四章九節)。  大変なお産だっ […]
2012.2.16

神が人間となられた日

 昔、ペルシアを治めていた、シャーアビスという王の話です。シャーアビスは、国民をよりよく理解するために、時々、変装して、一般 の人の間に紛れ込み、皆と交わりを持つことにしていました。ある時、一人の貧しい男の人を見付けて、彼のそばに座りました。色々な話をしたり、また、男の人の粗末な弁当を分けてもらって、一緒に食べたりもしました。その後、シャーアビスは定期的にその男の人を訪ねるようになり、とても親しく […]