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ものみの塔聖書冊子協会の移り変わる終末論

2012.2.16

 130年前から、何度も世の終わりを預言しては教理を訂正してきたものみの塔協会は、4月15日に発行された『ものみの塔』誌において、「新たな光」を発表しました。「世の終わりを見る世代」に関する教理訂正ですが、長年、組織が主張していたのは、1914年の出来事を見た世代がなくならないうちに世の終わり(ハルマゲドン)が来るということです。

 「またきわめて重要な点として、本誌は、1914年の出来事を見た世代が過ぎ去る前に平和で安全な新しい世をもたらすという、創造者の約束に対する確信を強めます。」(『目ざめよ!』誌1995年10月22日号、4頁)。

 この預言は、エホバの証人の伝道活動の大きな原動力となっていましたが、常識的に考えても、組織はこれを支持することができなくなり、「期限切れ」と見なし、1995年11月1日の『ものみの塔』誌において、撤回しました。

 「これまでにエホバの民は、このよこしまな体制の終わりを見たいと切に願うあまり、『大患難』の始まる時を推測しようとしたこともあります。しかし、わたしたちは、一世代が何年あるいは何日に及ぶのかを推測することによってではなく、喜びにあふれてエホバを賛美する点でどのように『自分の日を数える』かについて考えることにより、『知恵の心をもたらし』ます。(詩篇90:12)イエスの用いた『世代』という表現は、歴史上のある時期に住み、他と異なる一定の特徴を備えた同時代の人々をおもに指しています。・・・・『この世代』とは、キリストの再臨のしるしを見ながらも自分たちの道を改めない、地のもろもろの民のことであると考えられます」(17、19頁)。

 こうして、「終わりを見る世代」は、1914年の出来事を見た世代ではなく、1914年以降に起こっている「しるし」(戦争、疫病、地震等)を見た悪人たちであるということになりました。ところが、2008年2月15日号の『ものみの塔』誌において、「世代」は「忠実な油注がれた者たち」に変わり、1914年に生きていたそのグループの最後の人がなくならないうちに世の終わりが来る、と発表されました。明確な目標を失った信者たちの伝道の意欲を再び呼び覚ますための処置だったのか、元の解釈に戻ってしまった訳ですが、「1914年に生きていた油注がれた者たちはほとんどいないのではないか。あるいは、仮に生存していたとしても、近い将来に完全に死に絶えるから、再度、偽預言の弁明をすることになるのではないか」という疑問に答えるために、2010年4月15日号の『ものみの塔』誌の中で、「新しい光」が紹介されています。

 「では、『この世代』についてのイエスの言葉をどのように理解すべきでしょうか。それは、しるしが1914年に明らかになり始める時に生きている油そそがれた者たちの生涯と、大患難の始まりを見る油そそがれた者たちの生涯とが重なる、という意味であったようです」(10ページ)。

 ものみの塔の教理では、この「油そそがれた者たち」は、1935年までに満員となったので(『ものみの塔』誌1984年5月15日号、18ページ)、1914年以降に生まれて入った人がいたとしても、かなりの高齢になっているはずですが、「時々、脱落者がいるので、席が開く。その時、若い人が油そそがれた者として認められることがある。」ということで、組織は苦し紛れにグループの若返りを正当化しようとします。そうすることによって、「世代の預言」を維持できます。つまり、終わりが近いことを強調しながら、少なくても50年間(仮に、「油そそがれた者」の中に30歳の若い伝道者が入ったとした場合)、逃げ通すことができます。1914年に生きていた人の生涯と、今生きている人との障害が重なっていれば良い、ということになる訳です。

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