ものみの塔の移り変わる教理
2012.2.16「使徒パウロ」からの獄中書簡?
2012.2.162007年9月号の『わたしたちの王国宣教』の「質問箱」に、「聖書の調査や討議を行なうために証人たちが独自に作った様々なグループを、『忠実で思慮深い奴隷』は認めていますか」という質問が取り上げられています。個人的に集まって、自由に話し合いをしている信者たちに対して、組織は次のようなメッセージを送っています。
「いいえ、認めていません。しかしながら世界各地で、わたしたちの組織に交わる少数の人たちが、聖書関係の論題を独自に調査するグループを作っています。聖書のヘブライ語とギリシャ語を独自のグループで研究して『新世界訳』の正確さを検証する人たちや、聖書に関係した科学的な論題を探求する人たちがいます。その人たちは、意見交換や討議のためにウェブサイトやチャットルームを立ち上げています。また、会合を開き、出版物を発行しています。自分たちの意見を公開し、クリスチャンの集会や文書を通して備えられているものを補足するためです。世界中のエホバの民は、会衆の集会や大会で、またエホバの組織の出版物を通して、霊的な指示や励ましを十分に受けています。聖書の導きや真理のみ言葉により、エホバは必要なものを備えておられます。それは、神の民すべてが『同じ思い、また同じ考え方でしっかり結ばれ』、『信仰において安定した者』であり続けるためです。(コリ一1:10。コロ2:6-7)わたしたちは、この終わりの日におけるエホバの霊的備えに本当に感謝しています。『忠実で思慮深い奴隷』の監督のもとで制作もしくは組織されたものではない、いかなる文書も、集まりも、ウェブサイトも、その『奴隷』は認めていません」(3頁)。
この回答は、情報を統制し、信者の自由を著しく削減するカルト特有の論法です。