『エホバの証人の2001奉仕年度の報告』によると、ものみの塔の日本における増加率は、再び、マイナス一パーセントを記録したそうです。平均伝道者数は218,866人で、2000年より1672人の減少です。会衆の数も、233減っています。エホバの証人が活躍している235の国や地域のうち、77の国々がゼロかマイナス成長になっています。オーストラリア、オーストリア、バングラデシュ、ベルギー、イギリス、カナダ、キューバ、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、ジャマイカ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、プエルトリコ、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、アメリカ合衆国などです。成長を遂げた国として、ブルガリア(8パーセント)、インドネシア(5パーセント)、ミャンマー(8パーセント)、ペルー(6パーセント)、台湾(6パーセント)、ウクライナ(6パーセント)などがあります。なお、総計的に見た場合、世界における増加率は1・7パーセントで、2001年に水のバプテスマを受けた人々の数は、263,431人です。また、興味深いことに、全世界の記念式(聖餐式)で表象物(パンとブドウ酒)に預かった人の数は前の年より69人増の8730人です。ものみの塔の教理では、天に行く144,000人だけが記念式の表象物に預かれるということになっていますが、1935年にその人数が満たされているということになっています。つまり、パンとブドウ酒に預かる人々が1935年以前に水のバプテスマを受けている訳で、高齢になっています。したがって、その数が年々、減っていくはずですが、なぜか、10年前と比べても、増えているのです。