カルト救出者育成コース始まる
2019.11.6ものみの塔の終焉が近い?
2020.3.19悲劇は昨年の12月14日の真夜中に起きました。NAR(新しい使徒的宗教改革)の流れをくむベテル・チャーチ(米国カリフォルニア州レディング市)の賛美リーダーとして活躍しているカリー・ヘイリゲンソール氏の娘さん、オリーブちゃん(2歳)が寝ている間に呼吸が止まり、死亡しました。原因不明の病気で突然、最愛の娘をなくしたカリーさんと夫のアンドリューさんは、すぐに教会にそのことを知らせました。すると、「オリーブちゃんが生き返るように、賛美祈祷会を開こう」と、牧師のビル・ジョンソンから提案されたのです。
五日間にわたって、賛美祈祷会が行なわれました。毎晩、数千人の教会員が集まり、オリーブちゃんが生き返るように、祈ったり、命令したりしました。同時に、SNSを通じて、世界中のクリスチャンに向けた祈りのアピールがなされました。カリーさんも、インスタグラムに、次のような言葉を書いています。「主は必ず、我が子を生き返らせてくださるはずです。オリーブの人生は始まったばかりです。大胆な信仰をもって、イエス様が代価を払ってくださった支配権を行使しましょう。今こそ、オリーブが生き返るべき時です。」
残念ながら、カリーさんの祈りも、教会員の祈りも答えられませんでした。オリーブの死から1週間後、ようやく葬儀が執り行われましたが、親に二重の悲しみを与えたとして、牧師のビル・ジョンソンは今、インターネットで痛烈な批判を受けています。ちなみに、ベテル・チャーチには「死人を生き返らせる祈りのチーム」が構成されており、墓地に出かけて、ある人の墓石の前に立ち、「イエス・キリストの御名によって、墓から出て来なさい」と命令することがある、とのことです。