メキシコのカルト教団の幹部たち、逮捕へ
2013.3.8エホバの証人が輸血を受け入れても排斥にならない?
2013.4.30 昨年、モルモン教徒として知られるミット・ロムニー氏が、共和党の立候補者としてアメリカ大統領選に出馬しました。最終的にオバマ大統領に敗れたものの、各州で相当数の票を獲得しました。そのことは、多くのアメリカ人がモルモン教に対して何の問題意識も持たず、キリスト教の一派と見なしていることを示しています。モルモン教会の地道な宣伝活動(テレビのコマーシャル等)の成果だと言えるでしょう。
芸能人として活躍しているアメリカ人のモルモン教徒がいるせいか、日本においても、モルモン教に対して悪いイメージを持っている人はほとんどいないようです。しかし、その巧みに作り上げたイメージとは裏腹に、末日聖徒イエス・キリスト教会には非聖書的な教えが数え切れないほどあります。
『モルモン教とキリスト教はどう違うか』は、見事にモルモン教の甘いマスクをはぎ取り、その実態を暴きます。読者は、その余りにも聖書から逸脱した教理に唖然とすることでしょう。「神はかつて人間であり、人間も神になれる」、「母なる神が存在する」、「アダムとエバの堕落は喜ばしい出来事であり、神の救いの計画の重要な方策であった」、「イエスは父なる神とその妻との間に生まれた最初の霊の子どもである」、「モルモン教徒は死んだ先祖を救うために身代わりの洗礼を受けなければならない」などなど、奇妙な教えを知れば知るほど、「惑わしの霊」の力を実感させられるに違いありません。
モルモン教の活動は、日本ではまだそれほど目立っておらず、キリスト教会に対する影響も少ないかも知れませんが、今後、死者の救いのための身代わりの儀式や、家族の絆を強調する教えによって、多くの日本人の心をつかむのではないかと、専門家たちは見ています。また、モルモン教会は膨大な富を持っており、アメリカと同じように、いずれ日本でも大がかりな宣伝活動を開始する可能性があります。本書は、ちょうど津波が来る前の通報の役割を果たすでしょう。