2月2日、メキシコのヌェーボ・ラレードにある「キリストの擁護者たち」と呼ばれる宗教団体の幹部ら14人が、信者たちに対する誘拐、強制労働、性的虐待の疑いで逮捕されました。国際色豊かな指導者層だったようで、スペイン人が6人、ブラジル人が2人、ボリビア人が2人、ベネズエラ人が2人、アルゼンチン人が1人、エクアドル人が1人でした。警察の調べによると、「キリストの擁護者たち」は数年前から人々を誘拐して、マインド・コントロールした上で労働させたり、売春させたり、「十一献金」を強要したりしています。また、グループの中で一夫多妻も行なわれていたようです。家族から引き離され、虐待に苦しむ信者たちの中に、自殺者が出ています。教祖は、ホセ―・セゴヴィアという人で、「キリストの再来」とされていますが、メキシコ当局はまだ、彼の居場所を突き止めていません。