「聖神中央教会」の牧師室で信者の少女に計22件の性的暴行を繰り返したとして、強姦の罪に問われていた元主管牧師永田保被告に対する判決公判が2月21日、京都地裁でありました。上垣裁判長は、「被害者が神に近い存在として見ていた主管牧師の地位を乱用して常習的に反抗を繰り返していたもので、性犯罪の中でも類を見ないほど悪質」と述べ、求刑どおり、懲役20年を言い渡しました。被害に遭った少女たち、及び、そのご両親は、裁判中に永田被告からの謝罪の言葉を期待していましたが、ついに、その希望はかなえられませんでした。逆に、永田被告は信者たちに、「今回の件は偽りに満ちている。信じてください」という内容の手紙を送りつけています。公判後に、テレビのインタビューの中で、ジャン・ドウゲン師は、「彼は、『信仰のために迫害を受けている』というイメージを、最後まで保とうとしたのではないか」と話していました。