去る10月30日に、東京のお茶の水クリスチャン・センターに於いて、『エホバの証人第10回被害者全国集会』(主催:エホバの証人被害者全国集会実行委員会)が開催されました。「エホバの証人の不当な苦しみから一刻も早く逃れたい、解放されたい、被害者をこれ以上産み出させてはいけない」という一念と情熱で、10年前にスタートした当集会は、『10周年記念アピール』として、次の文書を発表しました。
「私たちは、被害を経験した者、あるいは被害を受けている者として、第10回の全国集会の名において以下のことを、国民にアピールします。
1)「ものみの塔」の偽善や欺瞞と異常さを多くの人に知らせる活動を継続します。
2)ころころ変わる「輸血拒否」の教義の歴史とご都合主義の真実を宣伝します。
3)マインド・コントロールによる「二者択一思考による人格破壊」の手法を国民に知らせ、被害を食い止める活動を継続します。
4)被害者でもあるエホバの証人が、家族と平穏な生活を送れるよう説得と救出支援を継続します。」
尚、今回の集いの基調講演者として、『オウム真理教 家族の会』代表の永岡弘行氏が迎えられました。永岡氏は、講演の中で、なぜ高学歴の若者がカルトに走るかを分析しました。同氏は、子供が1988年に、オウム真理教に入信し、それ以来、当教団と戦ってきました。その中で、VXガスをかけられたり、危ない目に遭ったりして、今なおその後遺症が残っていますが、立法・行政に訴えても、何もしてもらえなかったとのことです。 集会の最後に、『輸血拒否死亡者追悼式』が行われました。