英会話ブーム到来か
2018.7.4サンタクロースのルーツ
2018.12.27デボラ・レーニーというアメリカ人の女性の話です。デボラさんは、小さい時から一つの夢を見ていました。それは、結婚して大家族を持つことです。少なくとも、六人の子どもを産みたい。そして、更に六人の子どもを養子として迎えたいと思っていましたが、その計画の実現に向けて、十二歳の頃から、自分の子どもに着せる洋服を作り始めました。何年か経つうちに、山のように可愛い洋服が沢山、溜まりました。デボラさんも成人して、あとは生涯のパートナーとの出会いを待つのみとなりました。そして、ついに素敵な男性が現れたのです。二人は意気投合して、しばらくの付き合いの期間を経て、結婚することが決まりました。その時、デボラさんは三十歳で、夢を実現させるのにギリギリのタイミングだったので、ホッとしました。しかし、式場を予約して、親族や友達に招待状を出し、準備万端、整ったかと思うと、向こうから婚約を破棄して来たのです。その理由は、人生のビジョンが余りにも違い過ぎるということでした。彼は冒険家として、世界中の山に登ったり、ハンドグライディングに挑戦したり、パラシュートを付けて飛行機から飛び降りたりする、というようなことがやりたかったのです。子どもを作ることには全く興味がなかった訳です。
デボラさんはショックを受けながら、彼の下した結論は正しいものだったと納得しましたが、こうなってしまった以上、自分の夢を諦めるしかないと思って、溜めていた洋服を全部、遠く離れた町に住むお姉さんのところに送り、結局、その洋服が教会のバザーで売られることになってしまいました。そして、デボラさんはもう一つ、大きな決断をします。今後の人生の新しい方向性を求めて、短期宣教師として、ハイチという貧しい国の孤児院を訪問することにします。子どもの世話をしたり、食事の手伝いをしたり、建物にペンキを塗ったりと、充実した二週間があっという間に過ぎて、いよいよ帰る日が近付きました。デボラ―さんは、今後の人生に対する神のみこころが示されるように、必死に祈りました。祈り終わると、午後のチャペルタイムのベルが鳴りました。子どもの集まっていた建物に入ると、デボラさんは一瞬、目を疑いました。子どもたちは皆、自分の作った洋服を着ているのです。信じられない話ですが、教会のバザーに出された洋服が、デボラさんと何の面識もない年配の女性に買われて、ハイチの孤児院に送られて、その日に届いたのです。デボラさんはその光景を見て、言いようのない感動を覚えました。また、その時、聖霊の声が心に迫って来ました。
「ここに、あなたの夢の実現がある。」
様々な紆余曲折があっても、想定外の出来事があっても、忍耐の限界を感じていたとしても、自分の夢を諦めずに信じ続ける者には必ず神の祝福がある、と聖書は述べています。
「ですから、あなたがたの確信を投げ捨ててはなりません。それは大きな報いをもたらすものなのです。あなたがたが神のみこころを行なって、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。」
(ヘブル人への手紙10章35―36節)。
あなたの夢も、ちょうど良い時に、実現しますように。