日本のキリスト教界におけるカルト化問題に関する文書、発表へ日本のキリスト教界におけるカルト化問題に関する文書、発表へ日本のキリスト教界におけるカルト化問題に関する文書、発表へ日本のキリスト教界におけるカルト化問題に関する文書、発表へ
  • 協会について
    • 真理のみことば伝道協会について
    • 各支部の紹介
    • カルト研究リハビリ・センター
    • 協会会員の募集
  • 著作物
    • 書籍・DVDの紹介
    • Dr.ウッドの博士論文
    • 預言と教理
    • 教会がカルト化するとき (교회가 컬트화 되어갈 때)
    • 悩むエホバの証人へ
  • カルト関連
    • カルト関連ニュース
    • カルトQ&A
    • ご家族へのアドバイス
    • 元カルトの体験談
    • 「永遠と復活」に対する反証 (ウィリアム・ウッド)
    • 日本の教会に忍び寄る危険なムーブメント (NAR)
  • セミナー
  • 聖書のメッセージ
  • 献金
  • 問い合わせ

日本のキリスト教界におけるカルト化問題に関する文書、発表へ

  • Home
  • カルト関連記事 カルト関連ニュース
  • 日本のキリスト教界におけるカルト化問題に関する文書、発表へ
韓国の教会乗っ取り異端集団
2012.2.16
日本福音同盟、教会のカルト化問題に関する文書を発送
2012.2.16

日本のキリスト教界におけるカルト化問題に関する文書、発表へ

2012.2.16

 真理のみことば伝道協会の代表ウィリアム・ウッドが書いて、社会委員会で承認された文書が、日本福音同盟の理事会に提出され、近々発表される見通しとなりました。教会におけるカルト化問題について警鐘を鳴らすことを目的とした文書はこれまで、2003年と2005年の2回、提出したものの、理事会で却下されています。しかし、今回は、12月15日の理事会において、「お願い文」として、各諸団体代表宛に送られることが決定されました。訂正されることもあるかも知れないとのことですが、以下のような文書です。

________________________________________

 「近年、牧師による暴力、セクシュアル・ハラスメント、献金の強要など、牧師の不祥事が増えており、裁判でその真偽が争われたり、一般のメディアでも取り上げられたりする事態となっています。これまでこのような事件は、教会では起こり得ないことと思われがちでした。不祥事が起こったとしても、一部の教派や限られた特殊な人が起こした例外的な事件と、捉えられがちでした。しかし、一般の週刊誌などでも取り上げられたように、これらの事件は伝統的な教派や教会においても起こる傾向が強まってきており、もはや私たちは他人事としてこれらの事件を傍観することは許されない事態となりつつあります。

 今、起こっている諸問題の根本的な原因の一つとして、「霊的権威」に関する誤解、及び、その乱用を挙げることができると思われます。聖書にあるように、牧師は羊飼いとして群れを守り、養い、導くための権威を神から委ねられています。「主はこう言われる」と確信をもって、聖書のみことばを語る時にのみ、羊は安心すると共に、健やかな成長を遂げていきます。また、その信仰の成長は、あくまでも神とのより強い関係、深い交わりを意味するもので、結果的に自立したクリスチャンが育ち、一人一人が主にある自由、平安、喜びを経験していきます。しかし、残念なことですが、幾つかの教会では、霊的権威を主張する牧師への依存(思考停止)、牧師の人間的な思い(ビジョン)の絶対化、従わない者への懲らしめ(実質は暴力)、献金の強要、人権の無視といったことが行なわれています。「私は牧師だから、何も考えずに私に従え!」という牧会方針は、一見して、有効な訓練方法のように見受けられるかも知れませんが、これは実際には、すべてのカルト化した団体に共通するマインド・コントロールの手法であって、人間の成長を促すものではなく、逆に成長を止めてしまうものです。牧師に依存する信徒は、物事を考えたり、判断したり、決断したりすることを自らやめて、リモコンで操作されるロボットと化してしまいます。言うまでもなく、これは決して聖書の教える霊的成長ではありません。

 今後、「真理の道がそしりを受ける」ことが決して増えることのないようにしなければなりません(2ペテロ2・2)。教会は神のものですから、私たちは自らを厳しく吟味しなければなりません。それは、福音による赦しを語ることを託されている教会だからこそできる悔い改めのわざであって、互いを非難することではありません。教会のきよさと神の正義がこの世に証しされるため、以下の諸点について、自己吟味をすべきです。

 1)自分の霊的優越性ばかりを主張していないか。「わたしは特別に聖霊を注がれている」、「私はあなたがたより神と近い関係にある」、「霊的な事柄に関しては、私がいちばんよく知っている」などの発言があるとすれば、それは、高慢さの現われだけでなく、プロテスタント改革の柱の一つである「万民祭司」を否定するものとなります。

 2)聖霊のみわざを待ち望む代わりに、マインド・コントロール的な主張を用いていないか。「私の言うことを聞かない人は神に裁かれる」と恐怖心を植えつけたり、圧力をかけて献金や献身を強要したり、情報統制をしたりすることは、人の心を支配するための肉的な手段に過ぎず、真の意味で神のみわざを促進するものではありません。教会形成も、福音宣教も、聖霊によってなされるべきです。

 3)自分に依存する信者を育てて、正しい教育に対する勘違いをしていないか。正しい教育の目標は、自立した人間の養成にあります。すなわち、人の手を借りずに、一人で考えて判断し、責任を負うことのできる人間です。「うちの信者たちは霊的な子どもだ。彼らは、霊的親である私の助けがなければ、何も分からないし、何もできない。だから、彼らにいちいち指示を与えるのは、彼らのためだ」という発想は、真の成長を止めてしまうものです。

 4)信徒の上に権力をふるっていないか。ペテロの第一の手紙にあるように、霊的指導者は「その割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範とな」るべきです(5章3節)。独裁者ではなく、サーバント・リーダー(しもべ的指導者)になることです。

 これ以上、真理の道がそしりを受けることのないように、今こそ、自らを吟味し、教会の牧会方針や訓練・教育プログラムの中に、カルト的なものがないかどうか、聖書から逸脱している部分がないかどうかを点検し、主の前における健全な牧会指導のあり方を見直すべき時だと思います。肉的(カルト的)な手段を用いずに、聖霊に頼り、神のみわざを待ち望むことこそ、日本のリバイバルの鍵です。」

Share

Related posts

2021.1.22

トランプ大統領の敗北を認めない「預言者たち」


Read more
2021.1.22

「セカンドチャンス」を支持する本、再び現れる


Read more
2020.10.12

『信仰という名の虐待からの解放』に関する書評


Read more

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このカテゴリの記事

  • トランプ大統領の敗北を認めない「預言者たち」
    2021.1.22
  • 「セカンドチャンス」を支持する本、再び現れる
    2021.1.22
  • 『信仰という名の虐待からの解放』に関する書評
    2020.10.12
  • 『新使徒運動はなぜ危険か』は増刷へ
    2020.10.12
  • 危機に立たされたものみの塔のオーストラリア支部
    2020.10.12
  • 『信仰という名の虐待からの解放』の反響
    2020.7.29
  • ペンテコステの「預言」
    2020.7.18
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • ...
  • 35
  • >>

最近の投稿

  • 0
    元カルト信者の集い
    2021.7.20
  • 0
    元カルト信者の集い
    2021.7.17
  • 0
    トランプ大統領の敗北を認めない「預言者たち」
    2021.1.22
  • 0
    元カルト信者の集い
    2021.1.22
  • 0
    「セカンドチャンス」を支持する本、再び現れる
    2021.1.22

RSS   Copyright © 2018 真理のみことば伝道協会

このサイトは reCAPTCHA (Google) で保護されています プライバシー , 利用規約