『ものみの塔』誌、縮小へ
2012.2.16エホバの証人、王国会館を放火
2012.2.16去る2月13日に、アメリカ合衆国の2008年大統領選挙の共和党の候補者として、モルモン教徒のミット・ロムニー氏(60歳)が名乗りを上げました。2002年から4年間、マサチューセッツ州の知事を務めていた同氏は、中絶や同性愛者同士の結婚に反対を表明して、「保守色」を出し、共和党の保守層の支持を得ようとしています。ところが、保守層の大部分を占めているクリスチャンたちは、彼の宗教的背景を問題視し始めています。クリスチャンの懸念に対して、ロムニー氏は、「私たちの教会が一夫多妻を実践していた歴史があることを、私も残念に思っている」と説明しながら、自分の信仰が大きな妨げになるとは考えていない、とのコメントを出しています。しかし、モルモン教に詳しいカルトの専門家たちは、モルモン教の大きな野望が潜んでいると指摘しています。サンドラー・タナー氏は、その著書『モルモン教:陰か現実か』の中で、モルモン教の創立者ジョセフ・スミスが途中から、教会内の絶対的権力に満足せず、地方や国に対する世辞的権力を得ようとして、1844年に、大統領に立候補したことにふれています。また、秘密の儀式の中では、「地上の王」となっています。(スミスの後を受け継いだブリガム・ヤングも、ジョン・テーラーも同じように『王位」に就きましたが、その後、王冠式が行われているかどうかは不明です。)更に、1834年にスミスに与えられた「啓示 によると、モルモン教会はやがて、地上の国々を治めるようになるそうです。「しかし、まず、わたしの軍勢をきわめて大いなるものとなし、わたしの前に聖なるものとしなさい。それが太陽のように美しく、月のように明るくなり、またその旗がすべての国民にとって恐ろしいものとなるためである。そして、この世のもろもろの王国が、『シオンの王国(注:モルモン教会)は、まことに我らの神とそのキリストの王国である。だから、その律法に従おう』と認めざるを得なくするためである」(『教義と聖約』105章31-32節)。果たして、スミスの「予言」は、実現するのでしょうか。