『教会がカルト化するとき』、改訂版発行へ
2012.2.16エホバの証人被害者全国集会
2012.2.16先日、総裁に就任したばかりの阿部晋三氏。危険なカルト教団とされている統一協会との深い関係があるようです。阿部氏は、5月13日に福岡で、5月14日に広島で開かれた統一協会主催の「合同結婚式」に、2度にわたって祝電を送っています。更に、阿部氏の政治信条は、統一協会の持つ保守的なイデオロギーと似通っていることも指摘されています。例えば、改憲論の主張です。阿部氏の政権構想の中核は、「新憲法制定」ですが、統一協会系政治団体である『国際勝共連合』も以前から、改憲論を主張し続けています。特に、戦争放棄を謳った憲法9条を改正して集団的自衛権を認めるべきとしています。これに関して、阿部氏はその著書『美しい国へ』の中で、集団的自衛権の行使について検討機関を設ける意向を明らかにしています。この他にも、勝共連合と阿部氏は、教育に関する見解も一致しています。勝共連合の創設者、久保木修己氏は、自らの著書『美しい国 日本の使命』で、「子どもの教育は最終的に親が責任を持たねばなりません」と述べています。阿部氏は、『美しい国へ』の中で、「子どもたちにしっかりした家族のモデルを示すのは、教育の使命ではないだろうか」と記述しています。統一協会との親密な関係は、阿部氏の祖父・岸信介元首相の時代から続いています。岸元首相は1973年に来日中の文鮮明夫妻とも、1975年に久保木修己夫妻とも対面しています。文鮮明がそもそも、自民党に接近したのは、自己保身のためだと言われています。特異な宗教活動が韓国で問題になってきたため、これを日本の政治家の力で抑えようとしたと考えられます。