1973に設立されて、ヨーロッパ、アメリカ、日本などで布教活動を続けてきたラエリアン・ムーブメントは、次のターゲットとしてオーストラリアを選んだようです。3月25日に教祖のラエル(1970年代に異星人と遭遇して、今も交信があるとされているフランス人)がブリズベーンで講演会を開きました。スポークスマンの話によると、ブリズベーンの多数の人々が、ラエルの教えに賛同したということです。その主な教えとは、人類は異星人の実験室で創造されたということ、異星人を再び地球に迎えるために大使館を建設しなければならないということ、異星人は少なくとも2035年までに地球に戻って来るということです。更に、議論を引き起こす問題として、信者のDNA情報を異星人に送って、「死んでも異星人がやがて再創造してくれる」として、この「サービス」のために多額のお金を要求しているということです。また、既に、ラエリアン・ムーブメント内の科学者の手によって、15人ものクローン人間を作っているそうですが、その具体的な証拠の提出は一切、なされていません。