10月16日付の『クリスチャン新聞』の報告によると、統一協会の合同結婚式によって、韓国人男性と結婚し、渡韓した日本人女性の数が6000人にも上るそうです。また、驚いたことに、相手の韓国人男性の多くは統一協会員ではなく、結婚相手の見つからない農村の男性や、何らかの問題を抱えている男性を、日本人女性との結婚をおとりに集めたケースがあるといいます。結果的に、過酷な労働をさせられた女性たちは、自殺に追い込まれたり、事故で大怪我をする例も報告されています。こうした哀れな女性たちの救出に、日韓教会の相互協力が不可欠であるとして、来年1月18-19日に『統一協会問題についての日韓教会フォーラム』がソウル市内で開かれることになりました。日本から、統一協会問題キリスト教連絡会に加盟している各教派の代表、及び、被害者家族や被害救済に取り組んでいる弁護士を含めて、約30人が参加する予定です。韓国の教会関係者に日本の被害の実情を知らせると共に、今後、どのような相互協力ができるかを模索するとしています。更に、『クリスチャン新聞』は、教祖の文鮮明の最近の動きについて、「在日韓国朝鮮人団体である民団と朝鮮総連を4年間で統一すると豪語し」ていると述べています。また、同教祖は、依然として、壷や本などを法外な値段で販売しており、「ヨンピョンのリゾート施設を手に入れたり、ピョンヤンに『世界平和センター』と称して会議室を保有、ソウル市のヨイド地区に1万坪以上の土地を確保して60階建ての超高層ビル建設を計画する」等、かなりの経済力を維持しているとのことです。