6月24日に、大阪クリスチャン・センターで行われた『カルト問題特別セミナー』の中で、カルト問題の専門家として知られている村上密牧師(七条基督教会)は、講演の中で、教会のカルト化は教会成長が叫ばれ始めた1980年代から始まったと分析しました。教会員の増加によって牧会は手薄になり、やがて牧会者ではなく、絶対的権力を持つ支配者となって、信徒に隷属を強いるようになりました。聖書のみことばは悪用され、信者は恐怖心で縛られていきました。「教会成長という美名のもとに、なおざりにされた牧会の復権が、今、日本の教会に求められています」と、村上師は最後に、集まった牧師たちに訴えました。