2013年11月号の『ものみの塔』誌(研究用)に、東京地下鉄サリン事件の時に見られたような、オウム真理教信者の盲従を思わせる言葉が載っています。「待つ態度をどのように保てますか 」という記事の中に、「サタンは神の民への攻撃を強めていますから、今は内輪もめをすべき時ではありません。互いに近づき、他の人の不完全さを見過ごし、エホバの指導に対する確信を表すべき時なのです」という文章があります(19節)。これは、幼児性虐待の裁判などで、組織内の反発(動揺)を最小限に抑えるための防衛線のように見えますが、更にそれに続く、『7人の牧者と8人の君侯――今日のわたしたちにとってどんな意味があるか』と題する記事において、次のように書かれています。「その攻撃の際、エホバの組織から与えられる指示は奇妙で異例なものに思えるかも知れない。しかし、私たちは皆、同意できるかどうかにかかわらず、どんな指示にもすぐ従うべきである。それらに従うことは、命を意味するからである」(17節)。まるで、麻原彰晃の説法の一部を引用しているようです。それにしても、恐ろしい話です。