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吉沢さん家族の体験1

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被害者家族のために
2012.2.16
吉沢さん家族の体験2
2012.2.16

吉沢さん家族の体験1

2012.2.16

我が家を襲ったエホバの証人の悲劇と主の救い

夫:救出した立場から
 私の妻は、ものみの塔でバプテスマを受けて5-6年、私は(妻の入信当時)よくある例のとおり、仕事優先で家庭のことを妻にまかせきりの生活をしていました。そして、約2年前、たまたま書店でウッド先生の本を見かけたのをきっかけに、救出を考えることとなり、今年3月にウッド先生をはじめ、多くの方々のご協力により、無事、妻や子供たちをものみの塔の組織から、救い出すことができました。  ここで私からは、夫である「救出する側」の立場から、カルト研究リハビリ・センターについて、参考にしていただければと思い、少し経験を書かせていただきます。

<救出前>
 「このままではいけない、何とかしたい」と思った時、まず始めに困ったのが、「こんなことは、いったい何処に相談に行けばいいのか」ということでした。公共の相談所?警察?教会?。。。周囲の人にはなるべく知られたくないという気持ちがあり、友人や、会社の仲間にはとても相談できないと思っていました。とはいえ、「何とかする」ためには、知っておきたいことがたくさんありました。
・「エホバの証人」についての詳しい実態、情報
・救出するためには、どんな方法があるのか
・救出のために、何を準備すればいいのか
・うまく救出できた方は、どのようにしたのか

そんな中、パソコンでインターネットを始めたこともあり、検索結果 からあるホームページを見そこからたどり着いた多くのエホバの証人に関する情報のページなど、私の場合は、それが情報収集始めるきっかけとなりました。
今後も、家族の救出を考える人たちにとって、まず情報収集が必要になってくるでしょうが、多く方がそれらの入手方法を悩んでしまうことになると思います。また、情報を入手できないため、危険カルトの実態をよく分からないまま放置し、救出も諦めてしまっている方も多くおられるはずです。 救出する側の立場としては、『カルト研究リハビリ・センター』のような物が実現され、救出前のような準備の部分でも、一つの情報源として役立ってくれればと思っています。

<救出後>
 保護救出のカウンセリングをしていた場所から、自宅に戻ると、家の中の光景、周囲の状況などは、以前と変わらない状況からのスタートとなりました。
帰宅直後は、家の本棚には、まだ『新世界訳聖書』をはじめ、ものみの塔聖書冊子協会の書籍や出版物がギッシリ並んでいます。また、食事のための買い物に出れば、近所におられるエホバの証人の方に顔を合わせることもしばしばあります。このような状況ですので、救出後のしばらくの間、妻は心の浮き沈みもあり、気持ちの不安定な時期がありました。
そこで、私としては、ものみの塔の書籍関連を一日も早く処分したかったのですが、なかなかタイミングがつかめませんでした。そして、比較的、妻の気分が良さそうな日に、実際に処分を始めたのですが、それでも沢山の書籍を段ボール箱に詰め込んでいると、いろいろ思い出されることがわき出てくるためか、妻は涙を流しながら片付けていました。そのような妻に対して、私は何をしてあげればよいのだろうか、救い出した側としても、戸惑い、不安に思うこともよくありました。やはり、救出後しばらくの間は、気持ちの整理もしっかりできていない部分もあるため、これらの再スタートに向けての準備での出来事は、リハビリの大切さを実感することとなりました。
また、救出後もっとも困ったのは、普段の生活に戻った時の「時間の使い方」でした。妻がエホバの証人だった当時は、やはり日中はほとんど毎日、奉仕に出掛け、戸別 訪問に多くの時間を使っていました。ところが、救出後は、それらの時間がそっくりまるまる空いてしまうのです。私もいつまでも会社を休んで、一緒にいてあげられる訳でもありません。日中、一人になって、妙に時間が空いてしまうと、妻はかつての証人時代のことをなつかしく思ってしまうのではないか、何か新しい時間の使い方を見付けなければならない、という思いが出てきました。
ものみの塔の教えの誤りに気付いたとはいえ、「それじゃ、普通のキリスト教の人たちは、普段どうしているだろうか」とか、「日曜日に教会に行くのは分かるけど、それ以外の平日はいったい何をしているだろう」など、その後の新しいパターンを見付けだすためにも、知りたいことが出てきたりもしました。
幸い私たちは、いろいろな方のご紹介で、いくつかの教会を教えていただいて訪ねてみたり、何人かの元証人ともお話ができる機会もつくれました。また新しい生活パターンのために、近所に家庭菜園を借りることができたので、家族の時間として、子供達と共に畑仕事なども始めました。救出から半年たった今では、毎日、何かと忙しく過ごせるようになったのが嬉しく感じられます。結局、この新しい「時間の使い方」が、なるべく早く、うまく見付けられるかどうかも、リハビリ面 では大切な部分のように感じました。
このように、救出後の不安定な心を癒すため、また新しい生活パターンを見付けだすための情報源としても、「カルト研究リハビリ・センター」のような場所が役立つのではないかと思っています。

2000年9月 吉沢 修

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