聖書のミニメッセージ

2012.2.16

神の御手の中にある鉛筆

 1910年に、旧ユーゴスラビア(現マケドニア)のスコピエで、一人の女の子が誕生しました。名前は、アグネス・ゴンジャ・ボヤージュと言います。1928年、アイルランドのロレット修道会に入ったアグネスさんですが、その1年後に志願してインドに渡り、20年間、カルカッタのセントメリー高等学校の教師、校長を務めます。1948年に、イエス・キリストのある言葉に捕えられて、人生がガラッと変わります。  「あなた […]
2012.2.16

レッツ・ロール

 7年前にアメリカで起きた、同時多発テロ事件は、全世界の人々に大きな衝撃を与えました。イスラム原理主義者が4機の飛行機を乗っ取り、そのうちの2機はニューヨークの世界貿易ビルに突っ込み、もう1機はワシントンの郊外にあるペンタゴン(国防省)に激突しました。アメリカの国民に大変な衝撃を与える事件でしたが、乗っ取られた4機目の飛行機がどうなったか、ご存知でしょうか。この飛行機は、ホワイト・ハウス、あるいは […]
2012.2.16

あふれるばかりの恵み

 ノルウェーの国王オラフ5世はある朝、宮殿から駅まで歩いていました。すると、道端に座っていた一人のホームレスの男性が、悲痛な声で訴えてきました。  「王様、助けてください。私は何日も、何も食べていません。」  オラフ王は彼の顔をじっと見つめて、こう聞きました。  「本当に何も食べていないのか。」  「はい、王様、本当です。おなかがぺこぺこで死にそうです。」  「名前は何というのか?」  「ヨハンで […]
2012.2.16

「万能細胞」は本当に万能か

 2006年8月、京都大学の山中伸也教授が、人の皮膚から取った細胞に遺伝子を入れて培養したことにより、「万能細胞」ができました。「万能」と呼ばれるのは、神経細胞、心臓細胞、臓器細胞、血液細胞、軟骨細胞などが作られるからです。つまり、「万能細胞」は、どの臓器にも分化できる能力(分化全能性)を持っているのです。  今、臨床で細胞レベルでの移植が行われており、放射能治療などを行った後に血球の回復をはかる […]
2012.2.16

アンデス山脈での奇跡

 先日、『アンデス山脈での奇跡』という本を読みました。三五年前に、アンデス山脈で起きた飛行機事故の一六人の生存記録ですが、彼らは標高四〇〇〇メートルの山の中で、七二日間、生き延びました。飛行機が墜落したのは、春先だったので、厳しい寒さに耐えなければなりませんでした。食べ物もなく、飲み水もありません。何度も吹雪が襲ったり、雪崩が発生したりしました。全く絶望的な状況でしたが、「神様が私達を見捨てるはず […]